
こんにちは!ウルフです!
今回はスコイアの共生軸、シムラス春分砲デッキについて初心者向けに解説して行こうと思います!

「共生」効果を把握するのがポイントだと思いますよ?
まずはデッキ紹介から
さっそくざっくりとデッキ紹介をしていきます!
デッキ内容は大体分かると思いますが、ブースト特化型と除去にも寄せたブーストとのハイブリット型があるかと思います。今回の修正で効果が変更された「春分」をシムラスから使用し、1手で20点~最大50点以上を出すことが可能なデッキです。シーズン開始からその猛威を振るっており、今季の強デッキとなりそうな予感。
今回紹介するのはブースト特化型のデッキになります。


自分が使ってみた感想としては「実際使ってみると意外と難しい」という印象でした。
「共生」効果とそのユニット効果を把握していないと、何が起こっているか分かりづらいです。さらに圧縮やサーチが豊富にあるデッキなのですが、選択肢が多くなりがちで、その的確なサーチを状況に応じて見つける判断力も必要になります。
しかし、ある程度「共生」効果を覚えてしまえばそこまで難しくはないと思います。
「共生」軸を使ったことがない人はこの機会に是非覚えましょう!
逆を言えば「共生」効果を把握しているのであれば、何度かプレイしていれば何となく分かって来ると思います。
まずはデッキのキーカードとなるカードの解説をして行きます。
手札やプレイングに関しては後半の方でまた解説します。
キーカード
キーカード解説に入って行きます。
今回はそこそこカードが多いため、解説が長めになるかと思います。
・アークウェン

まずは「アークウェン」というカードなのですが、このデッキを構成する上で核の1つとなるカードだと思います。
配備をしたタイミングで手札、デッキ、盤面、墓地全ての「ナイアド」カテゴリユニットに「自然」カテゴリを注入します。
自身もナイアドカテゴリを持っているので、プレイしたタイミングで効果が発動し、トークンの「さまようトレント」が生成されます。
リーダーアビリティ「自然の贈り物」のパッシブ効果で「共生」が最初から+1付いており、仮に自陣盤面に他ユニットが居ない状態でプレイをした場合、アークウェンとリダアビの「共生」でトークンの点数は2点になります。そしてアークウェンの「自陣のドリアード数に等しい活力を与える」効果でトークンに活力が1付与され、最終的な点数としてはアークウェン5点と3点トークンの2体で計8点となります。
このカードの恐ろしい所は場所を問わず、ナイアドユニットに「自然」カテゴリを注入する所です。
本来、「自然」カテゴリとは、スペシャルカードにしかないカテゴリだったかと思います。
今までの共生軸では「自然スペシャルカードをプレイすることでトークンが生成される」という認識でした。
しかし、それがアークウェンをプレイすることで文字どおり、全てのナイアドユニットに「自然」カテゴリを注入します。と言うことは、「ナイアドユニットをプレイするだけでトークンが生成出来る」ことになるのです。
さらに、その盤面にアークウェンがいれば「自陣のドリアードカテゴリ数に等しい点数の活力をそのトークンに付与」するという。残ればかなりのバリューを出すユニットです。
・森の番人

効果を考えると一見、微妙に感じます。が、このデッキの要である墓地の「春分」も使うことが出来るのが何よりの大きい部分だと思います。またその他ブロンズスペシャル全てを選択出来るので、森の番人が使える状況であるならば、どのスペシャルを使い、墓地に落とすか。さらに「エルフの預言者」も考えると…選択肢のバリエーションは豊富になるでしょう。森の番人を温存出来たならば、「春分」×5も理論上は可能になります。
ちなみにこのデッキ唯一の除去カードである「自然の戒め」をもう一度使えるユニットであるのをお忘れなく!

「春分」を生成してプレイ出来る可能性がある「トリス:念術師」と入れ替えるのもアリかと思います。
・フォーヴや嵐などのサーチ系カード

このデッキにはサーチ系カードが計5枚入っています(夢占い、呼び声、評議会、フォーヴ、嵐)
サーチカードの多さは賛否が分かれるかも知れません。ですが、このどれかが引ければその分、圧縮することが出来るのでデッキとしての安定感は高くなっていると思います。
ここで思い出して欲しいことは「自然カードを使えばトークンが生成される」ということです。
例えば、夢占いが手札にある状態でサーチ先を「フォーヴ」にするとします。
さらにそこからフォーヴ→「嵐」サーチ→「氷霜」を2枚発動。これだけでトークンを3体生成することになり、5(4)枚圧縮しつつ最低5点プレイとなります。

また夢占い→呼び声を挟むことでさらに圧縮をすることが出来ます。
あくまでも選択肢の話ではあるのですが、手札やデッキの状態によっては事故の可能性が上がることになるので良く考えましょう。
しかし、細かい点数を稼げるメリットと相当の圧縮力があるので知っておくだけでも大きいかと思います。
・ナイアドユニット

「アークウェン」の効果が付与されてからが本領を発揮すると言っても過言ではないブロンズナイアドユニットです。
このデッキには「未熟なナイアド」と「ナイアドの池の番人」のブロンズユニットが入っています。
「ハマドリアード」と「未熟なナイアド」のシナジー効果が強力で、なるべく「ハマドリ」と「未熟なナイアド」はセットで使いたいところです。「ハマドリの右隣に未熟なナイアドを配備」を意識してプレイすればハマドリに活力をドンドン付与し続けることが出来ます。

アークウェンをプレイ出来ていれば「未熟なナイアド」をプレイした途端に「共生」効果が発動するので、先にハマドリを置いといてから未熟なナイアドを右隣にプレイしましょう。
このブロンズたちとアークウェンの効果で1Rを取るのが理想な動きになるでしょう。
・ハラルド・ゴード

このデッキのフィニッシャーの1つ。
スペシャルを多く使うことになるので相性はかなり良いと思います。
評議会、呼び声の効果でさらにブーストさせてプレイすることができ、サーチ対象にもなります。
特に唯一のドワーフユニットなので評議会から確定で持って来れるのを覚えておきましょう。
・春分とシムラス

通称シムラス砲。今回はより弾が強力になりましたな…
今シーズンの調整で効果がガラリと変わったカードでシムラスの効果で使用するフィニッシャー素材カード。効果を読むと「スコイアで使え」と聞こえてきそうな内容。
このデッキでは「自然」カードを10枚採用していますが、最大11枚までは入れれるはずです。

基本的にはシムラスから使いたいのでデッキに眠っていて欲しいカード。しかし、手札に引いてしまったとしても「エルフの魔術師」があればその分増やすことが出来るので1枚なら使うのも視野に入れて良いと思います。
墓地消滅の「リス」に注意ですね。
・アリッサ・ヘンソン

主に「春分」をデッキに戻すために使うカード。と思われがちですが、意外と「使い終わった呼び声や評議会をデッキに戻し、夢占いで再度プレイする」ということも視野に入れると可能性が広がります。自然カードを使えばその分トークンが生成され、最低でも1点は点数としてプラスされます。
相手にプッシュをされて、シムラスを使ってしまった場合、次R以降のゴートの点数を底上げすることが出来るなど地味に見えますが大事なカードになっています。
プレイング解説
最後にプレイング解説となります。最初は難しく感じるかも知れませんが、何度も使っているうちに慣れて来ると思います。
1R目
まずは何とかして「アークウェン」を手札に持って来たいところです。出来れば「ハマドリアード」と「未熟なナイアド」も引けるとなお良し。引けなれば何かしらのサーチカードでアークウェンをまずは初手にプレイしたいですね。このデッキは先攻が相性の良いデッキに思います。
理想はアークウェンとハマドリ×未熟なナイアドでバリューを出しつつ、長いRになりそうなら「嵐」の圧縮プレイも出来るとなかなかの圧力になると思います。「ハマドリアード」はプレイしたターンにリダアビを使って守るのが安定しやすいです。1R目は特に。
アークウェンをストラタジェムで守るのがおススメですが、相手がゴールド除去カードを使ってアークウェンを除去したとしてもゴールド交換と考えれば悪くないです。配備しただけでもかなりのバリューは出しているのでこちらの損は少ないと思って良いでしょう。
アークウェンやナイアドユニットが除去される、手札が悪くアークウェンをプレイ出来ない等、あまりにも点数が離されそうならパス。ブロンズスペシャルや「嵐」、場合によっては「森の番人」などで点数が足りそうならプレイを続けましょう。
2R目
1Rを取れていた場合、なるべくラストセイを取りたいので手札差があるならパスが堅いと思います。
もし、手札差がないのであれば、弱いカードで少しプッシュをするのもアリかと思います。その分、相手のリソース管理を崩すことに繋がりますからね。1R目で「春分」を使っていた場合、相手のリスが怖いのならアリッサで「春分」を回収するだけしてパスでも良いと思います。
1R目を落としていた場合、恐らく相手はプッシュをして来ます。なので出来るだけ「春分」が事故らないようにマリガンをし、シムラスかゴードをプレイ出来る状態の手札を揃えてプッシュを耐えましょう。相手の手札次第ですが、ある程度までプッシュをしてパスをしてくるタイプと全力でプッシュをしてリソース管理を狂わして来るタイプの2種類に分かれます。
出来ればどちらにも対応できる手札を揃えておくのが理想ですね。
3R目
ロングRであるならば、ナイアドユニットと自然スペシャルを早い段階で展開することを意識してプレイしましょう。墓地に「春分」がある場合、早めにアリッサで回収しておきましょう。
ラストはシムラスかゴードになるのですが、相手の大型除去やイグニを警戒してどちらをフィニッシャーにするか考えたい所。また「エルフの預言者」があるならシムラスからの春分×4を狙いたいので後半の方に出し、シムラスに合わせることが出来ればより点数を伸ばすことが可能です。
ショートRの場合も基本的には考え方としては同じかと思います。ただし、相手が闇寄りなデッキだったり、除去カードがまだまだありそうに思うなら、あえて弱いカードは墓地に捨てるという選択肢も入って来るでしょう。ゴートも除去されてしまうでしょうから、「ラストセイのシムラス砲だけで勝つ」という考えも頭に入れておきたいですね。
まとめ
以上がシムラス春分砲デッキの初心者向け解説でした!
正直、ランク20~10辺りのランク帯ではかなりの勝率を出すことが出来るかと思います…
- まずはアークウェンプレイを意識し、ナイアドユニットでRを取る
- 圧縮を考えつつ、フィニッシャーとしてシムラスとゴートをプレイ出来る手札を確保
- 1Rを取れそうになければプッシュを見越してフィニッシャー確保を優先する
ポイントは「共生」とアークウェン効果の把握かと思います。
とにかくアークウェンが出し得なので、そこをまずはクリアしたいところです。後は圧縮を意識しながらプレイし、フィニッシャーのシムラスとゴートを確保することを考えながらプレイすれば順調に進むと思います。
ただし、圧縮が強くなればなるほど事故の確率が増えて来るのでデッキを確認しつつ、マリガンに注意をしましょう。
そして、このデッキにも相手として苦手なデッキは存在します。
代表的なデッキとしては、闇軸やスケリッジ、シンジケートなどの除去特化型のデッキです。北方の狩人増殖デッキも恐らく苦手デッキになるかと思います。

敵なしデッキではないですね…
除去する手段が殆どないので相手のダメージエンジンなどを無力化することが出来ません。アークウェンとナイアドユニットが次々に破壊されては1R目も取ることは難しくなるでしょう。
しかし、除去に特化していないデッキやハイブリット型のデッキにはそのブースト力で勝率はかなり高くなるかと思います。
「共生軸を使ったことがない」という方にもおススメなデッキだと思いますので、これを機に使えるようになってみてはどうでしょうか?